満喫!わたしの自分時間

BUCKET LISTを完成させるべく日々を満喫。わたしの自分時間を彩るものたちを綴ります。

父を悲しませたこと

今週のお題「お父さん」

 

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伝えたいこと、伝えなくてはならないこと。

 

たくさんあるのに今年に入ってからは会えていません。離れたところに住んでいるので、このコロナウィルスの影響で帰省出来ていないのです。

本当はお正月に帰る予定でしたが、私がひどい風邪をひいて寝込んでしまったために延期・・・そうしたら世の中が一変して移動自粛になり、会いたいと思っても叶わない状況に。お盆休みには必ず帰って顔を見なくてはと、今はそれを楽しみに過ごしています。

 

私の父は、80歳を過ぎた今も囲碁と太極拳を日々の日課とする、なかなかかっこいい老人です笑

 

囲碁に関しては、在住している県では有名人で新聞にも載ったほど。

ウン万円もする碁石を毎日手にしながら、TVとにらめっこ。対局の中継をよくもまあ飽きもせずに眺めています。

太極拳はもう10年以上続けているはずです。最初は続かないんじゃないの!って思っていたのですが、予想に反し誰よりも熱心に通っているらしい。先生にも熱心さを褒められるそうです。上達しましたね!って褒められるわけではないようですが・・・何事にも真面目に取り組む父らしいなと感じます。

 

いわゆる反抗期の時に、母に対してはかなり強固に反抗しましたが、父にはそれほど反抗しなかったように思うのです。キモイとも近寄らないで、とも思わなかった。子ども心にも、家族のために一生懸命に働く父親を尊敬していました。

 

そんな父を、悲しませたことが私の離婚です。

 

両親には事後報告でした。どうしても話せなかった・・・

しかも1回は離婚した話をするために帰省したのに、話をせずに帰るというお粗末さ。私が幸せでいることを信じて疑わない両親には申し訳なくてどうしても言い出せなかった。

 

でも。日をあまりあけずして帰省した私に何か感じたのか、「何かあったのか」と切り出され、ようやく伝えることが出来ました。高齢の両親に伝えるにはショックが大きいだろうな、と覚悟して話始めたのですが、案外冷静に聞いていたのには私の方が驚きました。細かいことを聞くわけでもなく、私の今の状況を心配してくれた父。ひとりで生活出来るのか。いつでも戻ってきていいんだぞ、と言われた時にはさすがに涙が溢れました。

 

父らしいなと感じたのは、先方のお父様へ手紙を書くということでした。私はそんな必要はないと拒否したのですが、「これはけじめだから、これだけはさせてくれ」と曲げない父に私が最終的には折れました。

父は電話越しにその手紙を読んでくれました。これで良ければ今日中に郵送するという父。本当にすべてにおいて真面目な父らしいな・・・と私はまたも涙。

 

 

もうあの時から2年が過ぎました。

お陰様で私は心穏やかに平和に過ごしています。

 

今年の父の日には、「魚の麹漬けセット」を贈りました。父は釣り好きでもあるので、昔はよく自分で釣って来た魚をさばいて食卓に載せてくれたなぁと思いつつ。

 

お盆には何か美味しいものを一緒に食べに行こうね、お父さん!!