モーニングジュエリーを身につけて一周忌の法要に参列しました
もうあの日から1年が過ぎたのかと思うと、あっという間だった気がします。
1年前の19日。その日の早朝、受けた電話の衝撃は私は一生忘れないと思います。
会社の上司で大変に人間的にも尊敬できたOさん。
上司とはいえ、私よりもずっと若く、奥様と2人の小さなお嬢様を遺して旅立っていき
ました。
会社での社員旅行ではご家族ぐるみで参加されていた家族思いのOさん!
交流があったからこそ、まだ言葉もおぼつかない小さなお嬢様の無邪気な様子は見るに
忍びなく、告別式はとても辛かったことを覚えています。
今日の一周忌の法要は、コロナ対策のために法要後の会食はなくなり、時間にしてお墓
参りを入れても1時間半ほどでした。
社長は月命日には時折お墓参りに足を運んでいるので、何度かご一緒させていただいた
ことがあります。
今日もそのお墓にお線香とお花、ビールを手向けました。
暑い中、きっと喉を鳴らしてビールはうまいなぁと言って飲んでくださったのではない
かと思います。
遺された私たちは、今出来ることを精一杯、真摯に取り組んでいくだけです。
天国のOさんに心配をかけないように!
さて、前置きが長くなりましたが(本当にこれが私の悪い癖・・・💦)
今日初めて【モーニングジュエリー】なるものを身につけました。
【モーニング】は朝食ではありません・・・(>_<)
【死を悼む】という意味があります。
正礼装では【モーニングコート】を着用しますよね。そのモーニングです。
5年ほど前に喪の席での正式なジュエリーは【ジェット】だと知ってから、いつか購入しようと考えていました。ただ決してお安くはないので、どうしても優先順位が低くなり、いつかいつか・・・と先延ばしにしていたのです。
そんな中、尊敬するOさんの告別式があり、やはり哀悼の意をきちんと表したい時には
きちんとしたものを身につけるべきだったとずっと心に引っかかっていました。
一周忌には絶対にジェットをと決めて購入したのが、去年の終わりぐらいだった気がし
ます。
私が今日、身につけたものはこちらです☟
10ミリ玉の一連のネックレスとピアス。そして、数珠です。
ジェットは、約2億年前のスギやマツなどが流木となり海底や川底に沈んで炭化し
たもの、つまりは流木の化石です。
木の化石なので、とにかく軽いです。肩こりの方にもおすすめ出来ます!
私くらいの年齢だと8~9ミリの真珠ですらちょっと迫力不足なので、ジェットも10
ミリ玉を選びましたが、これが大正解!!
黒色は引き締め色ですから、実際の大きさより小さく見えますからね。
自己満足ですが・・・
艶々としていて大きさもちょうどよく、正式なものを身につけているという安心感から
自信を持って参列することができました。
1:ネックレスは一連を選びましょう
喪の席におけるネックレスのマナーは「一連のものにする」ことはご存知でしょうか。
不幸はこれで終わりにする、不幸が幾度も重なってしまわないように、という思いが込
められているからです。
逆にいえば、お祝いの席での真珠のネックレスは一連は相応しくないことになります。
どうしても不幸を連想してしまうからです。
長さとしては、40~50センチのもので、ご自分の首に沿うもの、または喪服の襟の
開き具合とのバランスを考えて選ぶのが良いかと思います。
2:金具の目立たないものを選びましょう
なるべく光った素材を感じさせない気配りがされているものを選んでください。
こちらのネックレスの留め具はこのようになっています。
ねじねじですね!
案外、ねじねじはつけやすいので皆さまにもおすすめですよ。
ピアスやイヤリングも同様に考えてください。
3:出来たら数珠もセットで
セット商品が用意されているのであれば、出来たら数珠も一緒に購入しましょう。
同じ品質のものを後からと考えても、実際には難しいことが多いものです。
もちろん予算もありますし、すでに数珠は持っているという方もいらっしゃるかとは思
いますが、やはりお揃いで持つことの安心感は絶大です!
数珠はしまっておく際には、房がよれよれにならないように、数珠袋にしまうのも大切
なことです。
しまい方は☟
このようにセットして、左にスライドしてしまいます。
4:しまう際には柔らかい布で優しく拭きましょう
人が身につけるとどうしても汗やほこりがつくものです。
ましてや今日みたいな暑い日には汗が噴き出ています・・・(*_*;
桐の箱(湿気を調節してくれる作用があります)にしまう前に、清潔な柔らかい布で、
感謝を込めて、優しく拭きあげて艶を保つようにしましょう。
モーニングジュエリーとはなに?と思いながらも、読んでくださった皆さま。
今日もありがとうございました。
お通夜、告別式は予期せずやってきます。
悲しみの中、あれやこれや準備をするのは、さらなる心労が重なって辛いものですね。
「備えあれば憂いなし」の先人の知恵は大切に活かしたいものです!