満喫!わたしの自分時間

BUCKET LISTを完成させるべく日々を満喫。わたしの自分時間を彩るものたちを綴ります。

読了!永井紗耶子著【商う狼】~実在の人物だと初めて知った

【杉本茂十郎】いざとなれば、金は刀より強いんです

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ごきげんよう!

源氏物語を借りに図書館に行くと、ついつい他の本が気になって借りてしまって、源氏物語が一向に進まないという負のスパイラルにハマっているerizaです(^^♪

 

以前に読んだ永井紗耶子さんの【木挽町のあだ討ち】。

これが時代小説としては、ほぼお初だったにもかかわらず、面白くて面白くて!

この作家さんの他の作品を読んでみたいと思い、予約しました。これも確か待ち人数は2桁台だったはず。

 

【商う狼】江戸商人 杉本茂十郎
 

待ちに待って、ワクワクしながらページをめくります。

この作家さんは、ほんとにつかみが上手いと思う。否が応でも本の世界観に惹き込まれ、途中で止められなくなってしまうのが辛い。

 

「杉本茂十郎」は、実在の人物です。

 

朝日日本歴史人物事典によると

生年:生没年不詳
江戸後期に十組問屋(問屋仲間の連合体)の再建に尽力した江戸町人。甲斐国八代郡夏目原村(山梨県御坂町)の百姓次左衛門の末子。幼名栄次郎。江戸の定飛脚問屋大坂屋の養子となり,寛政11(1799)年9代目大坂屋茂兵衛を継ぐ。大坂屋は当時借財をかかえていたが,家業の立て直しに成功し,飛脚仲間を代表して飛脚運賃をめぐる十組問屋との争いを有利に解決した。この手腕を見込まれ,文化5(1808)年には砂糖問屋と十組問屋の紛争に調停役として登場し,和談を成立させた。同年家業を妻の弟に譲り,杉本茂十郎と改名し,十組再建に専念する。

江戸の流通事情の改革をひとりで成し遂げた人物。

彼がどうしてそこまでして流通の改革にのめり込んだのかは、本の冒頭に描かれます。

おのれ自身で力(財力)をつけて、お上(権力)に立ち向かう姿は、読んでいて胸が熱くなりました。立ち向かっても立ち向かっても、そこには大きな壁が立ちはだかっていて、次第に破滅の方向にさえ向かっていくのではないかと、ハラハラドキドキさせられます。

 

大店の養子となった彼が、どうやって粋な旦那衆たちと渡り合えるようになったのかなど、今の時代にも通ずる点もあったりして、成り上がり志向の方にも参考になるかも・・・なーんて思ったり(^-^;

 

最後がちょっと納得いかないよ~と感じたのですが、それが史実なんだとか。

「事実は小説より奇なり」なのかもしれません。

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永井紗耶子さんの作品は、これからも読んでみたいと思います。

特に私のように、時代小説は苦手!と感じている方にもおすすめですよ。

ぜひ、手に取ってみてくださいね!


 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。