「稀有な美貌の持ち主の目まぐるしい恋愛事件」
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こんばんは!erizaです。ご訪問いただき、ありがとうございます(^^♪
今日はお休みだったので、お気に入りのスタバで読了を目指しました。
勉強するときは、自分の部屋でないと集中できない私ですが、読書に限っては少しざわ
ざわしてるくらいのカフェなどが、なぜか集中できるんですよね~(^-^;
ということで、見事読了しましたので、忘れないうちにちょっとだけ記しておこうと思
います!
まず、巻末にある瀬戸内寂聴さんが書いた「源氏のしおり」が随分と分かりやすかったです。
人物相関図も掲載されていたのが良かった。紫式部の文体の特徴として、同一人
物を違う呼び方で何度も登場させるという癖?!があります。これが曲者。えーっと、
誰のことだっけ?と頭の中で変換しながら読まないといけない。それが巻末の人物相関
図には、全ての呼び方が記載されていたのでとても便利で、そこに栞を挟んでいたくら
いです(*^^*)
読者目線にたっているなと感じました。
寂聴さん曰く
「源氏物語」は、傑作と評価される条件のすべてを具えていた。
内容は、光源氏と呼ばれる稀有な美貌の持ち主で、文武両道あらゆる才能に恵まれ、妖しいほど魅力的な上、人並み以上に多感好色な一人の皇子を主人公としている。彼の生涯に愛した個性的で魅力に富んだ女たちを、その周りに配し、目まぐるしく起こる恋愛事件の様相や、恋人たちの運命の杞憂のすべてを、詳細なディテールと行き届いた緻密な心理描写と共に、余すところなく描ききったものである。
光源氏を中心とした四代に渡る恋愛長編小説
こうやってヒントを与えていただければ、現代の私たちにもかなり読みやすくなりますね。ただ、思うところはたくさんあって笑、「おいおい、それは現代では犯罪でしょう」⇒恋しい義理の母に似た、まだ幼い可愛らしい女の子を勝手に自分の屋敷に連れてきてしまうとか・・・まあ、ツッコミどころ満載なのであります!
このあたりは有名だから、聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
大学時代にはもう少し先まで、原文でもなんとか読み終えている私なので、まだまだ余
裕がありますが・・・それでも、スマホ片手に調べながら読み進めたのも事実です。
紫式部の父母の家系はともに、代々歌人として認められ文化系の才能が伝わっていたそうです。父の官名が「式部の氶」なので、その娘ということで「紫式部」。だからこその文才なんですね。納得!!
あらためて「若紫」まで読み終えて、紫式部が女性を描写する部分の巧みさがずば抜けていると感じます。同性だからかな。
当時は娯楽などあまりない中で、人間観察するのがひとつの趣味だったのではないかと
想像できるほどに、人物描写が上手い。
しかも男性を描写する部分に関しては、わりと「見た目が麗しい」とか外見だけを述べ
てあっさりとしているにも関わらず、女性に関しては和歌を交えて心の機微を丁寧に描
写しています。
当時の女性たちの間で流行ったのも納得がいきます。
今はネットや情報誌などで様々な情報にリアルタイムで触れることができますが、当時
の女性にとっては見聞きすることが情報の全てであった閉ざされた中での生きる道しか
なかったのでしょう。他人様の恋愛事を覗ける源氏物語は、自分の知らない世界を教え
てくれるワクワクドキドキものだったに違いありません。
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巻1の読了後、さっそく図書館に行き巻2を借りてきました。
嬉しいことに、私以外に今、このシリーズを読んでいる人はいないようです。すべての
巻が揃っていましたからね。ありがたい~(*^^*)
さてさて、続きを読むとしましょうか。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。