都落ちした【光源氏】のドラマチック人生を描いた巻
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こんばんは!erizaです。ご訪問いただき、ありがとうございます(^^♪
ようやく巻3を読み終えました。
だんだんと読むスピードが落ちているのが、自分でも気になります。
大学の時もそうでした。
須磨、明石、澪標まではわりとスムーズに読み進むんですが、蓬生あたりからちょっと
私的には読む気持ちが下降線をたどってしまうのですよ~(^-^;
光源氏は華やかな都を離れ、須磨での謹慎生活を送ります。これは有名なエピソードで
すからご存知の方も多いかと思います。
そこで出会う「明石の入道」が、個人的には好きなキャラクターなんです、実は!
無骨で洗練された人物ではないけれど、一人娘を大切に大切に慈しんでいる信心深い人
物。夢のお告げを信じて、その大切な一人娘(明石の君)を光源氏に差し上げたいと言
い出すのですが・・・。でもね、妻のいる人に向かって娘を差し出すんですけれどね。
現代では考えられないことですが、そこは時代が違うということで(*_*;
明石の君も、なかなかに魅力的な女性だと思います。
都の女性に劣らず品性や知識も兼ね備えていますが、自分の身分の低さゆえにかたくな
に光源氏を受け入れようとはしないのです。
最終的には光源氏の深い熱意に根負けする形で結ばれはしますが、いつかは都に戻る光
源氏をどういう想いで見つめているのかと思うと、同じ女性として切なくなりますね。
親の想い、娘の想い。その2人の想いを知って、どうすべきか苦悩する光源氏。
確かに光源氏という人は、たくさんの人に心を奪われ過ぎます。笑
でも、浮気者・・・とは、ちょっと違う。
出会った女性の良いところを見つけてあげるのがとても上手で、それぞれの良さをピンポイントで好きになる感じなんじゃないかと、私は分析して納得しています。
そしてずっと交流がなくても、光源氏を待ち続ける健気な女性をおろそかにしないとこ
ろも好き!!こういう描き方が憎いなぁと、本当に思います。ツボを押さえている。
女性に嫌われないように、光源氏という魅力的な人物を描いている紫式部は、さすがで
す。同性だからこそ、出来たことなんでしょうね。
瀬戸内寂聴さんの訳にも、だいぶ慣れてきました。
今日図書館に行ったら、なんと私以外に借りられていたことがないこのシリーズに、新
たな参入者がいることが判明しました~! 巻1がなかったんです!!
うお~、追い越されないようにしたい。笑
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本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。